本日は、地域で子育てしながら事業を行っている先輩起業家をお招きし、お話をお伺いさせていただきました。

講師としてお招きしたのは、西東京市内で自宅ネイルサロンを経営されているグリーンアイビー椿谷さんです。
二人の元気な男の子の母として、家族との時間も大切にしながら、お仕事をされています。

・好きを仕事にするというのはどうですか?
・子育てと仕事どんなバランスで行っているの?
・集客はどのようにしているの?
・コロナ禍でサロン運営は影響を受けていますか?

聴きたいことがあふれてきます。

20200827_best1講座では、椿谷さんから自己紹介および、起業を考え始めてから今日までの歩みをお話いただいた後、質疑応答形式で、いろいろなことを質問させていただきました。

かなりプライベートな部分まで、突っ込んで質問したのですが、快くお答えいただいた椿谷さんには感謝ばかりです。

全部をご紹介したいぐらいですが、ここでは印象深かった2点についてご紹介したいと思います。

1つ目は、椿谷さんの全ての言葉に『家族』と『お客様』への愛があふれていたことです。
『家族と笑顔でいたい』『お客様に喜んでもらいたい』『ネイルをしているのが大好き!』そんな懸命な姿に惹かれて、みんなが椿谷さんの元に集まってくるそんなイメージです。

結果として、お客さんが居心地よく過ごせるように・もっと喜んでもらえるように(コロナ禍においては、安心してきてもらえるように)様々な工夫や、スキルアップをしている。そんな頑張るママの姿をみて、家族も応援したくなる そんな正のループが回っているように感じました。

これは、子育てしながら自宅開業をする上で目指すべき姿であると思います。
最も単純でありながら、最も難しいことなのかもしれませんね。
でも、今日のお話でいただいたヒントを元に一つずつ努力していけば、誰でもつかめる幸せなカタチなのではないかなと感じました。

 

2つ目は、コロナ禍における事業についてです。

緊急事態宣言をうけ、自分がどう行動すべきかとても悩んだそうです。結果、お客様が望むのであれば、サロンをオープンするという決断に至ったとのこと。
(サロンに来ない判断をしたお客様には、ネイルOFFキットと説明書を無料で送付したそうです。)

オープンに当たっては、換気・消毒、そしてマスク・ゴーグル・フェイスシールド・手袋などの着用を行い重装備での対応、そしてお客様にも少しでも体調の悪い方が家族にいる場合にはキャンセルのお願いを徹底し、みんなが安心して来店いただけるよう工夫したとのこと。

このような状況下でも来店くださるお客様と接するうちに、自分の役割はネイル以外にあると気づいたとお話くださいました。
ネイルをしている2時間弱、お客様が心に溜めていること吐き出すこと、それを聴いてあげることがお客様のお役に立てていたのだと。

「もう何年もやっていて、今更と言われるかもしれませんが」と笑う椿谷さん。
業務上聴いたことは絶対に他の人に言わないことを徹底していることなどもお話くださいました。

 

優しくも力ある言葉の中に、プロ意識の高さを感じます。また、言葉の端々に起業に大切なヒントがたくさん刻まれているように感じました。
是非何か壁に当たった際には、今日のお話を思い出し、次につながる何かをつかんでいただきたいなと思いました。

本日もご参加ありがとうございました。

受講者の声

・家族あっての自分、起業という事で、良く家族と話し合う事。お客様との距離感、接し方などとても大切な事を再認識しました。すぐに活用できるエッセンスがたくさん聞けて、参加して本当に良かったと思いました。椿谷さんはご本人が素敵な方という事に加えて、大切な基本を押さえて活動していらっしゃるのでお仕事が順調なのだと思いました。今日は貴重なお話を聞けて大満足です。ありがとうございました。

・起業するにあたって、好きだからやるのではなく、少しの好きからでもいいのだと安心しました。人と比べたりすると手が出せないでいましたが、自分の好きだけをみていけばいいと教えていただきました。何かやるときには勉強も必要で、それが決して実らなくても新しいことが見えたり、何かに結び付いたりと無駄になることはないと、同じ講座を受けていた方に教えてもらい、更にモチベーションが上がりました。胸につっかえていたものがとれたように思います。講座では毎回たくさん得ることができます!ありがとうございました!!

・講師の方の話し方がとても参考になりました。参加者の方と直接コミュニケーションがとれ、楽しかった。(もう少し、話していたかった。)

・とても楽しかったです!またよろしくお願いいたしますm(_ _)m

・実際に個人事業主をされている方のお話を聞けて大変参考になりました。反面、自分がお世辞にも環境に恵まれていない状態からのスタートであることにハンデを感じ、そこまでして独立する覚悟があるのかをいうことを自分に問いかける時間になりました。目の前の現実を受け入れ、強かに生き残っていく必要があることも実感し、大変勉強になりました。